わたし文庫

詩やショートストーリーやエッセイなど、ふとしたキッカケでわたしの中に生まれたストーリーを感じたままに綴っています♪

いき詰った時、僕はキミに逢いたくなる。

いき詰まった時僕は

 

いつも飄々と とぼけ顔したキミに

 

逢いたくなってしまう。

 

 

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<いきづまる>を変換しようとしたら

 

「行き詰まる」「生き詰まる」「息詰まる」がでてきた。

 

 

 

その瞬間

 

「なんと!」

 

「さすが!」

 

「やっぱり!」

 

「面白い!」

 

などという波形をしたさざ波が

私の内側で一気に広がる。

 

 

こういう本質をついた<言葉のあや>が

わたしは大好きだ。

 

 

 

 

 

 

〈行き・生き詰まっている〉と感じている時

私たちはまさしく息が詰まっている。

 

 

 

本人は気づいていないが

呼吸が浅くなっているのだ。

 

 

 

心配性の人や鬱っぽい人は

慢性的に呼吸が浅く

体の上の方で呼吸していると言われている。

 

 

 

 

 

 

 

そんな呼吸をしている時は

大体の場合において

ろくなことは考えられないので

考えれば考えるほどドツボにはまっていく。

 

 

心が不安や焦りでいっぱいの状態では

物事を客観的に見ることができないし

感覚や直観も鈍っているから

すぐそこに道があるのに気づけなかったり

 

たとえ道が見えていたとしても

どれが自分にとって一番いい道なのかが

わからなくなってしまうのだ。

 

 

 

 

 

<心がしんどい時は息がちゃんとできていない>

ということを知ったおかげで

私はずいぶんと生きやすくなった。

 

 

 

そんな時は

問題について考えるのを一旦止めて

深くゆっくり丹田を意識しながら呼吸する。

 

 

 

ただ呼吸する。

 

 

 

すぐにいろいろ考えちゃうけど

考えてることに気づいたら

意識を呼吸に戻すようにしてみる。

 

 

 

吐く息が起こるのを感じることができたら

次の吸う息が起こるのを感じる。

 

 

一回の呼吸を意識する。

 

 

一回できたら次の一回というふうに

今自分がしている呼吸だけに意識を向ける。

 

 

 

まぁ、これがなかなか難しいのだけど。

 

 

 

 

 

行き詰まった時に

大自然の中に身を置きたくなるのは

本来の呼吸を取り戻すために

人間に備わった本能ではないかと思う。

 

 

 

自然はいつもとぼけ顔で

こっちの気持ちを

知ってるんだか知らないんだか。

何を聞いても答えてはくれない。

 

 

 

でも。

 

 

 

だからこそ

息をすることを

思い出させてくれるのではないかとも思う。

 

大切なことを

思い出させてくれるのではないかと思う。

 

 

 

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