わたし文庫

詩やショートストーリーやエッセイなど、ふとしたキッカケでわたしの中に生まれたストーリーを感じたままに綴っています♪

出逢うべき時に人は出逢う。早からず遅からず。

ここでは

出逢うべきタイミングに出逢うべき人に

出逢えるようになっているのだと思う。

 

早からず遅からず

一番いい時に一番いい人に。

 

 

 

========== 

 

 

<書く>という行為を通して

私は私に話しかけているんだと思う。

 

 

なにかのキッカケ・・・

 

それは

読んでいる本の一文だったり

映画のワンシーンだったり

カフェで隣り合わせた人の会話だったり

・・・するわけだが

 

その中の何かが

まるで池に投げ込まれた小石のように作用して

私は書いている。

 

 

 

私は

 

<書く>という行為でもって

自分の内側に生じたさざ波を味い

その正体を知ろうとし

 

<書く>という行為でもって

現れたかと思ったらすぐに消えていくさざ波が

その時確かに自分の中に存在していたという証を

綴っているのである。

 

 

 

いっとき私の書いた文章を

とてもたくさんの人が読んでくれる時期があった。

(1日数千人、あるいはそれ以上)

 

中には

毎日ノートに書き写す人や

「あなたの書く文章を読んで、人生が好転していった」と

お礼のメッセージをくれる人もいた。

 

 

それはそれで書き手としては

とても嬉しいことだけど

 

実はそんなことはどうでもよかったりした。

 

 

なぜならそれらの文章は

私が私のために書いていたからだ。

 

 

 

どんなに短いものでも

わたしは自分が書いた文章を何度も読み返し

アップした後にも手を入れたりした。

 

(いつも公開ボタンを押した後に

もっといい表現が湧いてくるから不思議である)

 

 

その工程の中で

私は自分の内側にできたさざ波を

理解し、自分のものにしていったのだと思う。

 

 

こんな風に書いていると

いろんなことをわかった人のようだけど

実は全くそうではない。

 

 

そうではないから

私は<書く>のだ。

 

 

 

願うように。

 

祈るように。

 

 

 

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